【DNS】www.ありもなしもCNAMEの設定をして同じWebサイトを表示したい
問題
www.example.com も example.com も、CNAMEレコードで xxx.example.jp を設定したいけど、できますか?
- wwwありのサブドメインもwwwなしのネイキッドドメインも同じWebサイトを表示したいとき
- wordpress.com や jimdo などの外部サービスに、wwwありなしどちらも向けたいとき
などに
答え
基本 – @にCNAMEはダメ
RFC 1912 に、以下のようにある。
2.4 CNAME record
A CNAME record is not allowed to coexist with any other data.
(CNAMEレコードは他のデータと共存できません)
NS、A、MX、TXT 何も設定できなくなるので、@(wwwなし)に、CNAMEは設定できない。
お名前.comやAmazonRoute53などのDNSのサービスでは @ にCNAMEは設定させてくれない。
抜け道 – *(ワイルドカード)にCNAME
@には設定できないが、*には設定できるで、以下のような設定方法は可能。
ドメインまるごと外部サービスに向けるなど、そのドメインでいろいろなことをしないと割り切る場合はこれでもよいでしょう。
(普段やらないのでやや気持ち悪い)
* IN CNAME xxx.example.jp
www IN A 192.0.2.123 * IN CNAME www
Amazon Route53 の ALIASレコードで
DNSをRoute53にすると、ALIASレコードが利用できる。
実態はAレコードらしい。
他の用途にも使うためいろいろな設定をしたいとき、単純にwwwなしとwwwありを特定の向き先に向けたいだけのときは便利。
@ の NS ~~~ @ の MX ~~~ @ の TXT ~~~ @ を ALIAS で xxx.example.jp へ www を ALIAS で xxx.example.jp へ
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