さくらのメールボックスを使うときのDNS設定
問題
Webサーバーとメールサーバーを分けたい。独自ドメインでWebサイトを稼働させているサーバーとは別のサーバーで、独自ドメインでメールの送受信をしたい。
さくらのメールボックスのサービスを使おうと思う。
さくらのメールボックスの画面の案内だと、NSをさくらのNS(ns1.dns.ne.jp、ns2.dns.ne.jp)にせよとのこと。同じドメインでWebサイトも稼働させてるので、NSを変えるのは避けたい。NSは今のままにするならどうしたらいいの?DNS設定はどうしたらよい?
答え
すでに運用中のドメインで、DNS設定がされていて、MXレコードだけさくらのメールボックスに向けたいときは、以下のようにする。
1、さくらのメールボックスのホスト名を調べる
さくらのメールボックスに申し込んだら、以下のようなホスト名が発行される。
********.sakura.ne.jp
2、さくらのメールボックスに独自ドメインを追加する
サーバーコントロールパネル → ドメイン設定 → 新しいドメインの追加 → 「5. 他社で取得したドメインを移管せずに使う・属性型JPドメインを使う(さくら管理も含む)」の「ドメインの追加へ進む」
設定画面に、独自ドメインを入力して、送信する。
3、ドメインのMXレコードを1のホスト名にする
AレコードはそのままでOK(Webサイト用のサーバーに向けたまま)。
MXレコードを追加して、以下のように設定する。
ホスト名:example.com(対象の独自ドメイン) TYPE:MX VALUE:********.sakura.ne.jp(1のホスト名) 状態 有効 優先度 10 などで適当に
(おまけ)さらに独自ドメインのサブドメインでmail.を設定するなら
sakura.ne.jp のサブドメインではなくて、独自ドメインのサブドメイン(mail.example.com など)でメールサーバーにアクセスできるようにしたいときは、mail.example.com もCNAMEで1のホスト名に向けておけばよい。
ホスト名: mail(メールサーバーのホスト名を mail.example.com にしたいとき) TYPE: CNAME VALUE: ********.sakura.ne.jp(1のホスト名) 状態: 有効
早いと、数分ほど待てばすぐ使えるようになるが、TTLの設定などによりけり。
さくらのレンタルサーバーでも同じ要領で対応可能。
以上、気づいてみれば、簡単な話でした。
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