【MySQL】5.5を公式サイトのRPMでインストールする
問題
CentOS6に、MySQLを公式サイトのRPMからインストールしようとしたら、mysql-libsとコンフリクトするといわれて、インストールできないです。
mysql-libsを取り除こうとすると、crontabやらpostfixやら必要なものまで依存関係で道連れにされます。
答え
この問題、どうしようもないのかなと長らく思っていたら、問題を解消してくれるパッケージができていました。これで、CentOS6、Scientific Linux 6、RedHat6でも、MySQL5.5をさくさくインストールできます。
1. RPMを探しにいく
MySQL公式サイトダウンロードページにて、OS選択、32bit/64bit確認のうえ、Compatibility Libraries、Server、Clientを探す。
2. ダウンロードする
wgetするなら、各RPMのURLを調べて、こんな感じで
# wget 'http://dev.mysql.com/downloads/mirror.php?id=411083' # wget 'http://dev.mysql.com/downloads/mirror.php?id=411119' # wget 'http://dev.mysql.com/downloads/mirror.php?id=411096'
一式そろいました。
-rw-r--r-- 1 root root 15162756 Dec 11 17:54 MySQL-client-5.5.29-1.el6.x86_64.rpm -rw-r--r-- 1 root root 42169108 Dec 11 17:55 MySQL-server-5.5.29-1.el6.x86_64.rpm -rw-r--r-- 1 root root 3967224 Dec 11 19:31 MySQL-shared-compat-5.5.29-1.el6.x86_64.rpm
3. インストールする
Compatibility Libraries をインストール。
# rpm -i MySQL-shared-compat-5.5.29-1.el6.x86_64.rpm
mysql-libsを削除。この段階でなら文句を言われない。mysql-libsだけがアンインストールできる。
# yum remove mysql-libs
引き続き、Server、Clientとも問題なくインストールできる。
# rpm -i MySQL-server-5.5.29-1.el6.x86_64.rpm # rpm -i MySQL-client-5.5.29-1.el6.x86_64.rpm
4. 設定する
設定前に起動するとややこしいことになったりするので、あせらずに。特にInnoDB周りの設定など。。。
RPMでインストールしたら、/usr/share/mysql/ にいろいろと置いてくれるので、適当な *.cnf をコピーして使うとよい。
# cp /usr/share/mysql/my-large.cnf /etc/my.cnf # vi /etc/my.cnf ...
5. 起動する
# /etc/init.d/mysql start Starting MySQL... SUCCESS!
後はユーザーを作ったりデータベースを作ったり、バックアップの設定をしたり。
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