Subversionのクライアントだけインストール
Subversionのクライアントだけ欲しい!リポジトリはどこかにすでにあって、よそでチェックアウト、更新等がしたいだけという状況があります。
CentOS5.3でsubversionを yum でインストールすると 1.4.2 が入りました。
# yum install subversion
こんなコマンドでサーバーもクライアントもインストールできてしまうのはとても手軽で楽なのですが、バージョンが古いです。
開発、テスト環境をlinuxに構築して、sambaでWindowsのEclipseからソースを編集できるようにして…ということをよくやるのですが、EclipseのプラグインSubclipseでチェックアウトした作業コピーをlinux側のsvnコマンドで操作できないという事態が発生します。svnクライアントのバージョンがSubclipseは新しく、yumで入れたsvnコマンドは古いためです。
こんな感じです。
$ svn status /作業コピーのパス svn: このクライアントは、作業コピー '/作業コピーのパス' を扱うには古すぎます。もっと新しい Subversion クライアントをダウンロードしてください。
問題解決のために、もっと新しいSubversion クライアントを入手してみます。
最新バージョンが入っているyumのリポジトリを使うという手もありますが、今回はソースから最新のクライアントをインストールします。
yumで入れていたら、まずアンインストール。
yum remove suvbersion
ソースを入手&解凍。
cd /usr/local/src wget http://subversion.tigris.org/downloads/subversion-1.6.5.tar.gz tar xzf subversion-1.6.5.tar.gz wget http://subversion.tigris.org/downloads/subversion-deps-1.6.5.tar.gz tar xzf subversion-deps-1.6.5.tar.gz
以前は”deps”がなくて面倒だったようですが、これでひとつのディレクトリに本体のソースと依存するライブラリが用意されます。
cd subversion-1.6.5 ./configure --without-berkeley-db \ --without-apxs \ --without-swig \ --without-serf \ --with-ssl
リポジトリは作れなくてOK。
serfもneonもhttpクライアントらしい。どちらかがあれば大丈夫そう。
Apacheと連携できなくてOK。
https://~~は念のためできるように…
(もっと削れるとうれしいのですが、未確認)
configure: WARNING: we have configured without BDB filesystem support
って出たけど、サーバーとして使わないから気にしない。
make make install
はい、できました♪
EclipseのSubclipseでチェックアウトした作業コピーも、以前のlinuxのコマンドsvnで作った古い作業コピーも問題なく操作できました。これでいろいろ作業しやすくなります。
Subversion 1.6.6 ソースからコンパイル&インストール at softel メモ 2009年11月10日 21:02
[…] 今回もクライアント(svnコマンド)だけ使うつもりのインストールです(前回)。 […]