2012 1月

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あるところで、ちょうど下図のような画面の Internet Security 2012 というマルウェアに感染したPCの相談がありました。

特徴

名前は一定でなく、「Internet Security 2012」、「Privacy Protection」、「Malware Protection」、「Internet Security 2011」、「Internet Security 2010」など、さまざまな名前で現れるそうです。

やることはほぼ嫌がらせレベルで、

・PCの中のファイルをスキャンしているような画面を表示。

(上図のような)

・警告風のバルーンを表示。

Security Warning
Malicious program has been detected. Click here to protect your computer.

・あらゆる実行ファイル(メモ帳、インターネットエクスプローラ、Firefox、タスクマネージャー等々あらゆる*.exe)の実行を阻止。

notepad.exe can not start
File notepad.exe is infected by W32/Blaster.worm. Please activate Internet Security 2012 to protect your computer.

そして、上のような怖がらせるような動きをしながら、対策ソフトを購入するように仕向けてくるので、無視しましょう。

あと、間違っても管理者権限を求めてきたり、何かのインストールの許可を求めてきたら、OKしてはいけません。すべてのファイルを隠しファイルにされて、かなり困った状態にされた方もいるそうです。

対応方法

再起動しても、また同じ状況になり、何をしようとしても、あらゆるソフトの起動を阻止しに来るので、まずこの偽者のウイルス対策ソフト風の動きをしているソフト本体を起動しなくします。

Internet Security 2012 という名前だったら、おそらく、C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\isecurity.exe という問題のプログラムがあると思うので、これをデスクトップなりゴミ箱に移動して 再起動すると とりあえず復旧する。

その後で、ウイルス対策ソフトにきっちりスキャンしてもらって、その他の問題となるファイルを除去してもらうとよいです。

携帯電話を水没させてしまった場合の対応方法。

(といっても、何のことはない、よく乾かすと、運がよければ復活するというだけの話ですが…)

ポイントは

1、塩、薬品、ゴミ、洗剤等が入り込んでいない状態であること。

汚れていたら、きれいに洗うこと。
トイレ等に落とした場合は、思い切って水洗いしてしまうのがよいでしょう。
内部に塩分等が残っていると、中が錆びたりするかもしれません。

2、気長に、とにかく乾かすこと。

部品の隙間、液晶画面、フタが取れないところなど、
携帯電話の内部は細かい隙間が多いです。
数日間ずっと干し続けるぐらいでないと、本体内部の水分は全部蒸発しないでしょう。

では、今回の私の事例。

年末の12月30日、携帯電話を洗濯してしまいました。
見つかったのは物干しにかかった服のポケットから。
人生初の携帯電話水没でした。

海や、用を足した後のトイレに落としたのではないのが幸いでした。
一時的に洗剤が入ったりしたと思いますが、
異物も塩分も付いていない、水道水でよく洗われた状態で発見されました。

ここから、まずは落ち着いて、電源を入れたりしないで、すぐ電池を外します。
うっかり開閉式の本体を開けて、液晶画面に通電させたりする前に、電池はすぐ外します。
できるだけ風通しがよくなるように、開くところは開け、取れる部品は取り外します。
SDカードやSIMカードを抜き取っておくのもよいでしょう。

あわてて電源を入れない方がよいです。
水が入っていては、正常な動作は期待できないですし、
ショートなどして二度と復旧は無理な状態になるかもしれません。

とにかく、バラして、干します。

夏場は暖かいので自然乾燥でもよいでしょう。

冬場や天気のよくないときは、ストーブやドライヤーを使います。
くれぐれも、プラスチックが溶けたり、液晶画面が熱でおかしくならないよう、
手で触ることのできる範囲の温度で、暖めたり風を当てたりします。

私はこうして、ストーブの上空に3日間つるしておきました。

初日は、液晶画面はいつもと様子が違い、
少し暖まると、本体外側の小さい画面は内側が結露して曇りました。
洗濯機で完全に水没した携帯電話です。そう簡単には内部の水は抜けないようです。

そのままストーブ上空で3日間、温めつつ干し続けて、
念には念を入れて、最後はドライヤーの温風も当ててみました。

たぶん乾いたであろうと(勘で)判断したら、
電池を取り付けて、電源投入です。
後は運しだいです。

果たして、私の場合は、見事電源投入に成功し、画面も表示されました。
意識不明の患者さんが目を覚ましたような、
ちょっぴり感動の瞬間でした。

故障したテレビは水洗いして乾かすと直るといった話が昔ありましたが、
自分がやってみることになるとは思ってもみませんでした。

また、30分も洗濯機の中にいた携帯電話が復活したのもびっくりでした。

まとめると

まとめもなにも、「きれいに洗って、とにかく干せ」となります。

何日間か干す必要がありますし、復活する保障はありません。
挑戦する場合は、そのつもりで取り掛かるのがよいです。

あと気になるのが、復活した携帯電話がいつまで使えるのか。
早めに機種変更なりしようと思います。

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